新型コロナウイルスの感染拡大でステイホームが叫ばれ、スポーツをする風景が日常から消えた2020年。高校や大学の最終学年として一生に一度の大会があったはずなのに、舞台に立つ機会を与えられなかった若者がたくさんいました。
陸上、野球、ソフトボール、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、ボクシング、ボート、スケート、バドミントンなどの運動系はもちろん、応援団、ダンス、吹奏楽といった文化系、視覚障害者向けのフロアバレーボールや少年団のドッジボールに至るまで、情熱を懸ける対象こそ違えど、性別年齢・レベルの高い低いにかかわらず、不条理に直面した人々が身近にいたという方も多いと思います。
では、その当事者は、何を思って日々を過ごしていたのだろう? 実際のところ、どういう状況だったのだろう――。
毎日新聞運動部の記者たちは、あまり報じられないコロナ禍の最終学年の選手を追い、「#最後の1年」と題して20年春から21年春まで90回近く長期連載しました。その連載が10月15日、「最後の一年 緊急事態宣言―学生アスリートたちの闘い」(毎日新聞出版)として書籍化されました。これを記念してオンラインイベントを開催します。
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