印刷工場で刷り上がった新聞はトラックで運ばれ販売所に届けられます。この届いた新聞をスタッフで協力して販売所の中に運びます。到着時の新聞はバンドでとめられて束になっています。
新聞のなかに入っている折込チラシは、前日までに販売所の店主・従業員により機械でセットします。このセットされた折込チラシを新聞のなかに挟み込む作業を行います。お客様のご自宅へは新聞と折込チラシをセットしたものをお届けします。
配達のときに雨が降っていることがあります。そういったときは専用の機械で新聞を丸ごとビニールで包装します。昔は一つずつ手作業でしていたときもありますが、いまは機械を通すだけで簡単にできます。ポストに入れるときに雨が降っていなくても、お客様が新聞を取りに出られるときには雨が降りだしていることがあります。そういった場合もビニールで包装し濡れないように注意します。
最後に、実際に配達に行くバイクや自転車に新聞を積みます。毎日新聞以外にもスポーツニッポン新聞やその他の発行物があるので、積み込むときにはちょっとしたコツが必要です。移動中に新聞が風で飛んでいかないよう、ゴムチューブなどで入念に縛ります。
配達用のバイク・自転車に新聞を積み込んだら、決められた区域のご家庭に新聞を届けます。新聞は月極での契約なので一度覚えると配達ルートが大きく変わることはほとんどありません。また、朝刊・夕刊の両方を配達する場合もあれば、朝刊だけ、夕刊だけを配達する勤務形態もあります。販売所にご相談ください。
例)午前1:00起床→1:30出勤→2:00配達開始→4:00配達終了→4:30帰宅
販売所へ出勤後、配達準備を行います。配達時間は2時間程度が多く、配達部数やエリアによって前後します。
配達終了後は販売所に戻り、バイク・自転車を片付けて終了となります。
例)午後2:00出勤・配達開始→4:00配達終了→帰宅
夕刊には折込チラシがほとんどありませんので、新聞が到着後すぐに配達にでることができます。また、夕刊の配達の際にはスポニチなどその他諸紙がないため、銘柄を覚える必要もありません。
朝刊も夕刊も配達時間は2時間程度と短時間で終了します。朝刊のみを配達する場合、早朝6時頃までには勤務が終了するため、その後の時間を有効活用できます。本業や学業、その他のバイトと掛け持ちなど両立しやすいバイトと言えます。
新聞配達をするうえで必要な資格はなく、未経験のかたでも簡単に始められます。配達順路を販売所が用意し、所長や専業スタッフと一緒に区域を回って配達順番や配達方法の注意点などを覚えてもらいます。一人で配達できるようになるまで丁寧にお教えしますのでご安心ください。
接客業とは違い、配達中は一人で作業を行うため自分のペースで仕事ができます。また、ポストに入れるだけなのでお客様と会うことはほとんどありません。「人と話すのは苦手」「一人でコツコツ働きたい」といった人にとって、続けやすい仕事と言えます。
メリットがある一方で新聞配達ならではのデメリットもあります。具体的なデメリットは以下の通りです。
朝刊配達は深夜からの作業です。このため、睡眠時間を確保するために早寝する必要があります。早起きが苦手な人には少し苦痛に感じるときがあるかもしれません。いま配達されている方も早起きが苦手な方が多数いらっしゃいました。しかし、時間が経つにつれ早起きに慣れ苦痛も和らいできます。
雨天時には新聞が濡れないようにビニールで包装するなど対策が必要になります。また、道路状況が悪くなれば配達時間がいつもより多くかかり終了時間が遅くなることもあります。早朝の新聞を楽しみにまっているお客様のために多少の荒天でも配達はやめられません。
現在の配達スタッフの方には10年以上勤務されているかたが大勢いらっしゃいます。仕事内容があまりかわらず、勤務時間も短いため自分のペースでコツコツと続けられる仕事です。
本業や趣味など自分の時間を有効活用したいかたは毎日新聞で配達してみませんか。